
「清浄歓喜団」こちらのお菓子を求めてオンラインショップに来て下さった方も多いのではないでしょうか?
たまたま当店を知って下さった方は「なんて読むの?」
「固いの?」「やわらかいの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらのお菓子は「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」と読みます。
中には清めの意味のある七種のお香を練りこんだこし餡が入ってございます。
外側は米粉と小麦粉で作った皮で包み、上質の胡麻油で揚げておりますので、固めのお菓子になっております。
なのでお召し上がりの際には、底から押し割るようにぐっと親指で押して頂き、割ってからのお召し上がりをおススメ致しております。
胡麻油の良い香りと七種のお香が香るお菓子でございます。
初めての方は「お香!?」と驚かれることも多いのですが、
お客様の感想などをお聞きしてると、「口の中がお寺に・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
元々こちらのお菓子は奈良時代に遣唐使によって、仏教と共に伝わった唐菓子(からくだもの)の1種。
千年たった今も、昔の姿をそのまま伝えている亀屋清永の代表的なお菓子です。
唐菓子とは天台宗や真言宗などの宗教のお供え物で、当時はお下がりをいただくのは貴族で、一般の人の口に入るものではなかったようです。
上部の八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえています。
伝来当時の中身は「栗や柿、あんずなどの木の実をかんぞう、あまずらなどの薬草で味付けをしていたらしく、現在のように小豆餡を用いるようになったのは徳川中期以降の事です。
企業秘密の部分もあるので全てはお伝えできないのですが、七種のお香には「白檀、桂皮、竜脳」のどが使われております。
弊社はその秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より教わったもので、精進潔斉の上、調製致しております。
現在でも歓喜天様の好物として数多くの方がお供物としてお使い頂いております。
もちろん御供物以外にも通常の贈り物や自分用にと色々な用途でお買い上げ頂いております。
箱なしの物お1つ~ご用意致しております。
詳しくはオンラインショップで商品ページを見て頂けますと幸いでございます。
玉川大師にて祈祷後拝受した御菓子でした。
今迄食べた事の無いお香の風味のお味にもかかわらず、美味しくまた食べたくなりました。